シェフのブログ
2024-11-07 11:47:00
鯛のあら
フュメドポワソン(魚のダシ)を取るときは
いつも真鯛のあらを使っています。
美味しいダシを取るためにはしっかり掃除をして、
血抜きをすることが一番大事な仕事です。
頭やカマの部分はしっかりとウロコを取り、
タワシでゴシゴシ洗ってヌメりを落とします。
血合や残った内臓も取り除いてきれいに洗います。
その後流水で1時間程さらして余分な脂を流し、
更に氷水につけて冷蔵庫で半日置き、血抜きを
します。
最後にきれいに洗って水を切ります。
分かりにくいですが、この時撮ったのが上の写真です。
ここまで頑張ると生臭さの全くないキレイなあらに
仕上がります。
後は香味野菜やハーブと一緒に炊くだけです。
昆布と一緒に炊いて潮汁にしても美味しいですよ。
美味しい料理を作るためには丁寧な仕込みがとても
大切です。料理の基礎となる部分ですから。
なんでも基礎は大事ですね。